第71話 【闇鬼《やみおに》 再臨《さいりん》】

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    月弥は決して貞吉を背負った肩に手助けを求めなかった。 「あっしも肩を」 「いや、いい」 「でも」 月弥は黙った。 タスケはすぐに察知し、月弥の気持ちに応え手助けしなかった。 なぜなら月色の髪のすきまから、頬をつたい滴るなにかをタスケはみたからでった。
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