167人が本棚に入れています
本棚に追加
男の娘。
僕が女の子になりたいわけじゃないと
伝えたから
ミキちゃんは中性的な洋服を合わせてくれる。
「くうちゃん、
今夜のライブ見に行くでしょ?」
「うん。行くよ?」
「僕は今夜もステージ立つかもで……
お揃いの色違いにしようか?」
「えっ嬉しい!」
ミキちゃんは僕に
ジーンズのショートパンツ
赤いタンクトップ
黒のニーハイを渡してきた。
ミキちゃん自身は
僕のより少し色の濃い
ジーンズのショートパンツ
黒いタンクトップ
黒のニーハイを持っている。
「くうちゃん着替えよ。」
「うん。」
二人で着替え始めた……。
「ミキちゃんどうしよう。
これだとパンツ見えちゃう。」
僕は普通のボクサーパンツを履いていて
ショートパンツから裾が見えてしまう長さだった。
「くうちゃん、こっちおいで」
二人ともパンツ一枚の姿で一緒にクローゼットに入った。
「どれがいい?」
そこには
パステルカラーの可愛いパンツがショップの販売のようにキレイに並んでいた。
「安心してココにあるのは全部新品。
形はねコレと同じだよ。
履きやすいし可愛いでしょ?」
コレと言ってミキちゃんは自分が履いているパンツを指差した。
最初のコメントを投稿しよう!