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この世界には様々な物語が溢れている。
ヒーローが世界を救う物語、一組の男女の恋物語、地位の低い者が成り上がっていく物語、別の世界に飛ばされてしまう物語、登場人物全て死んでしまう物語。
物語というのは見る人、描く人により異なり、１つの物語でも捉えようによっては違う側面を持っていて、面白い。
その物語という世界は人の数だけ存在し、その人の願い、思いの数だけ増えていくのだろう。
僕達がこうして過ごしている平穏もまた、１つの物語だ。
いや、僕達にとっては平穏な日常も、どこかの誰かからすれば異常で違う世界に見えているのかも知れないのだ。
でも、そんな物語も悪くはない。
人によって捉え方はいくらでもあるのが物語なのだから。
これはそんな僕達が過ごす、何気ない日常の物語。
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