1章 悩みの隣に

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「ご予定が変更になりました、此れから会長の元へ御車を手配致します」 3月と言えどまだ肌寒い時雨れる日曜日。櫻乃咲は秒速でスマホをタップしつつ、隣の執事から少し距離を置いた。 執事が舐める様に咲の頬に指を触れて言った。 「心配しないでください。えみ。ああ、早く夜にならないかな。ははっ!」
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