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魔夢は両性具有の塊を明葉の菊花に押し入れた。体のなかを電気が突き抜けて行く。明葉は開けてはならない扉が開いて行くことに罪悪感を感じた。
そして、魔夢が内側で弾ける。
「あ~~~~~~~っ。神職って最高ぉ!」
魔夢はベッドに顔を埋め泣き崩れる明葉の首筋にキスをした。
「泣かないで。私たち淫魔は毎日、毒を吐き出さないと病気で死んでしまうの。大体、あなたも良かったでしょ。淫魔の唾液は最高の媚薬よ。死にたい気分に浸っているなら、人間を忘れさせてあげるわ」
明葉は枕を涙で濡らしながら、全身で感じた喜びを否定できなかった。
遠くで一時限目の授業が終わるチャイムが鳴った。ドタドタと廊下を走ってくる足音が聞こえる。
「委員長、あいつらがまたイジメをやっているの」
部屋に飛び込んで来たのは、明葉の同級生、生徒会の庶務係、清河照美だった。
「きゃぁ、ちょっと!」
明葉は慌ててベッドのまわりにある仕切りのカーテンを閉めると、パンティーをはき直した。
「慌てる顔、可愛い」
明葉は視線で催促され、魔夢の膝に掛かったパンティーを手に取ると、自己主張を続ける塊を隠してやった。
「て、照美……。あいつらって、また市川たち?」
「そう。裏庭のところで……」
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