232人が本棚に入れています
本棚に追加
その後、ゆっくり食事を取りながら、学生時代の懐かしい話で盛り上がり、2時間が過ぎた。
今は14時45分。
美波と別れて、再び1人になった私はネイルを外すため、予約してあるサロンに向かった。
ジェルネイルは自分でオフするのが難しい。今お気に入りのネイリストはいるにはいるけど、悠哉さんにして貰えたらと思うのが本音。
サロンを出た時には、もう4時前だった。
そろそろ待ち合わせのカフェに向かおうと、みなとみらいを出る。
横浜に着いて、本屋や雑貨店をふらつきドラッグストアを回る。
カフェに着いたのは、6時半。
ちょっと早めに、中でコーヒーでも飲んでいようと思った。
もうすぐ7時。
私の胸が彼への想いで高鳴っていると、彼は予定通りに私の前に現れた。
「お待たせ」
悠哉さんのスーツ姿、見慣れてくると案外悪くはなかった。
「じゃあ、行こっか」
悠哉さんはそういうと、手を差し出してくれた。
こういうデート、久しぶり過ぎて頬が赤らむ。
最初のコメントを投稿しよう!