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「もう、逃げられないよ。簡単に離す気ないし。俺、舞ちゃん客だった時から本当は好きだったんだ」
悠哉さん、そうだったんだ。
「だから、嘘みたいだ。こんなことしてるなんて」
そう言った悠哉さんの右手は、震えながらも私のピンクの頂きを弾いていた。
「腕大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ」
気になりリストバンドの上にそっと右手を重ねると、彼は頷いてくれた。
しんとした部屋に響く、唇の触れ合う音。
座って対面で抱き合うように、愛しあっていると、私の下腹に悠哉さんの欲望がぶつかった。
私も彼のが肌に擦れる度、ショーツの中が疼いていた。
そして、ついにそれに気付いた悠哉さんは、ゆっくりとお尻のラインに手を這わせてショーツに侵入させて来た。
押し倒されるようにして、寝かされた。それから、彼はハープでも奏でるかのように、繊細な指先で私を快感の海へと誘った。
指先だけでイキそう…。
「感じてる、舞ちゃん可愛い。我慢しないでいいよ」
「そんなこと言っちゃ、ダメです」
「やだ、舞ちゃん可愛いすぎる。もっと苛めたいな」
そんな意地悪な言葉で、好きな人に責められるのは、ご褒美でしかない。
そう思いながら、悠哉さんが舌や指先、そして本懐を使って与える甘い刺激に、私はベット上で酔いしれた。
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