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登場人物1
・僕
社会人一年目のサラリーマン。就職を機に三重から上京し、今は都内のシェアハウスに住む二十二歳。
影響されやすく、漫画で読んだシェアハウス生活に憧れて、共同生活を始める。
気にしいで繊細な性格の持ち主は、ひょんな事からルームメイトを忍者だと疑いはじめ、秘密を知ってしまった自分が彼らに消されるのではないかと恐れている。
とにかくおっちょこちょいでどんくさいのだが、周囲はどうしても放ってはおけなくなる愛されキャラ。
思い込みの激しい、天然キャラだが、本人は一切自覚していない。
・あいつ
故郷の三重で農家を継いだ僕の幼馴染。
明るい性格の持ち主で誰とでもすぐに仲良くなるあいつは、イタズラ好きで、いつも僕をからかっては笑っている。
同居人が忍者であるという妄想を僕に植え付けた張本人。
・管理人さん
都内の雑居ビルのワンフロアを仕切りで区切っただけのシェアハウスの管理人。
僕の住むシェアハウスに同居し、掃除やゴミ出しなどをしてくれる。
普段は介護士の資格を持っていて、一人暮らしのお年寄りの家に出向いてヘルパーの仕事をしている。
穏やかで丁寧な口調で僕にシェアハウスでの生活を教えてくれる、三つ年上の優しい女性。
面倒見のよさでは管理人さんの右に出る者はない。
常に他人に気を配るのはその人柄故であるが、僕はそれを自分の行動が全て監視されているのではないかと疑っている。
管理人さんの後にシャワーを使うと、とってもいい匂いがする。
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