ぶっきらぼうな王子様

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「君のことが、好きだよ」 流れるようにその言葉を放った悟の顔を見ると、みるみるうちに耳まで真っ赤になっていて、 鏡を見たら、あたしもそんな感じかなって思ってしまう。 顔が熱い。 不器用で 無愛想で ぶっきらぼうな、 あたしの好きな人。 彼は、いつもぶっきらぼうだけど、 大切なことは目を見て話してくれる、 そんな人。 だから、あたしはあなたを好きになったのね。 ぶっきらぼうな王子様。 「あたしもよ。 あなたのことが好き」
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