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あたしの言葉に被せるようにして言った悟。
でも...
「嘘よ!!
だってあたしが好きって言った時、あなた、断ったじゃないの!!
『冗談だったらお断りだよ』って、
本気だったのに。」
私の言葉を聞いて、バツが悪そうに目をそらす悟。
「そ、それは、僕みたいな奴にいきなり君みたいな人が告白してくると思わないから、遊ばれてると思ったんだよ。
でも、しばらくして本気だったことに気付いて...悪かったと思ってる。」
目も合わせず、慌てて言い繕おうとする
「それに...君がさっき彼女と間違えたのは、同じ委員会の人だよ。
ちょっと聞きたいことがあって話してたんだ。
ちなみに彼氏もいるよ。」
さっきあたしが彼女と間違えた子か。
ホッとしてしまうひねくれた自分に、もう慣れてしまったかもしれない。
「本気の告白を冗談だと言ってしまったのは本当にごめん。
だから、僕にやり直させて欲しい。」
意を決したように悟はあたしの方を見た。
今度は、目を見て。
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