秒針を噛む~ヒカルン~

3/4
前へ
/2646ページ
次へ
結局成績 とりあえず勉強できるヤツは 僕より責められる事も少ない もう駄目だと 思ってもワンダが いたら心強いな 精神まで 意味がないほどに やられて立ち直れない僕に 矢継ぎ早に振ってくる打撃 何をしても 何を言っても 変わらない わずかな抵抗 何か言わなきゃ “お願い止めて” とガンガン願った でも周りは 止めてくれない 嘆き続けるのなら このまま消えてしまって 楽になりたい 僕は皆の前から消えるけど 僕の事は捜さないでね 形だけの謝罪は いらないから 縋って 叫んで 気付かれない 何も出来なくて情けない ホントは僕も悪いのに 誰かのせいにしたくて 「僕って 要るのかな?」 本当は わかってるんだ この現実から逃げ出したくなるよ
/2646ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加