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眼が覚めるとそこは屋上階段の踊り場だった。
「この世に幸せな場所があるとすれば、それは自分の心の中だけだった」
小学5年生のしずかは、いじめに耐えかね、自殺をしようと屋上へ向かった。
しかし、その途中、いじめの主犯格であるカエデと遭遇。
しずかはその場から逃げようとするが、足を滑らせ、しずかとカエデは一緒に階段から転がり落ちてしまう。
「っ……つっ、ちょっとアンタ、気をつけなさいよ……!」
しかし、目を覚ました二人は、なんと身体と中身が入れ替わってしまっていて……!?
いじめる側といじめられる側、正反対の二人が入れ替わることによって、数奇な運命が回り始める。
いじめを取り巻く社会、大人たち、そして、少女たちの心の成長を描いた
友情ファンタジー。
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