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あらすじ
目が覚めるとそこは屋上階段の踊り場だった。
桃子は、いつもそんな夢をみる。
理由はわからないけれど、
幼い頃から、いつも同じ夢……。
そして桃子は、吸い寄せられる、屋上への扉をひらく。
主人公の桃子は、フリーライター。
31歳、独身。
彼女のライフワークは、少し変わっている。
それは、廃ビルの屋上をまわり、それを文章に残すこと。
勿論、廃ビルなのだから、まず90パーセント、そこには誰もいない。
しかし、残りの10パーセントには、
さまざまな人々の人生が詰まっているのだ
。
廃ビルの屋上には、
色々な人が集まる。
自殺を図るもの。
居場所を無くしたホームレス
家出小学生
家族を無くした男
仕事につかれたOL
…
そんな人々との出会い、不思議な心の交流を描いた、
ヒューマン・オムニバス
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