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ズコーって落としそうな勢いで転んでったよ花崎歌!さすがやることが違う!無駄にドジっ子属性がある、私には絶対にできない。
うわぁ……すごく痛そうです。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ可哀想。
そのあまりにも盛大すぎる転びっぷりにやはりというか古城兄と女子高生Aは気付いてしまった。
何から何までありがちすぎてもうツッコミを放棄したいです。
「……!花崎」
「あっ、あなたは」
「え、あ、え……その、ごめんなさい!見てないです!」
しっかり見てたくせになに言ってるんだが。
花崎歌は頬を赤く染めて腰を90度曲げてお辞儀をしながら謝り走って逃げて行った。
お、これはもうそろそろ私の出番も近いかな。
「おい、待て!」
「あ……隼人くん!!」
顔を真っ青にしながら古城兄は花崎歌を追いかけて校舎裏から消えた、目の前にいて告白してくれた人に目をくれることも一切なく。
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