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可哀想に女子高生A、返事は言わずとも振られたも同然だ。
「花崎歌……邪魔だなぁ」
おおう、マジですか?
二人の背中を見送りながら女子高生Aは呟く。なんだか嫌な予感がするけど、私には一ミリたりとも関係ないし、今のは聞かなかったことにしておこう。
さて、と。そろそろ私も行きますか、二人より先に駅前に行かなければ。
私の持っているモブキャラパワーを使えばそんなの簡単、というのは建前で本当は自力で走って近道を駆使して頑張ります。今の私は女子高生Bなのだから、それ相応の役割をしてみせる!
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