第1章

15/40
前へ
/40ページ
次へ
その1週間後…いよいよ娘沙弓との夢の母娘の生活が始まった!! 既に小学5年生で妙子の言葉も理解する年の為沙弓との女同士の生活は毎日が絆を深くした!! 妙子は…自分の血を分けた分身が今目の前にいて一緒生活している事を考えた事が無かったが? 実際に現実と成った事を神に感謝して娘沙弓を立派にこの世の中に送り出すと誓った!! 沙弓と暮らし初め妙子は沙弓が自分て同じ様な性格かとの思いを抱き始めた!? 幼い頃…妙子は近くの子供達と馴染めずに本や1人遊びをして過ごし消して淋しいとは感じて居なかったし又1人で妄想の世界に浸っていた!? 只…分からない事が出来ると必ず父親か母親に打ち明け両親は必ず答えてくれた優しい両親でも有った!! その両親は既に亡いが? 妙子は沙弓には同じ様に生活して欲しいし何にでも興味を持って欲しい!! 子供の将来は無限で誰にでもチャンスはあるのだ!! 娘の沙弓を視ていると? 実に自分の幼い頃の思い出が甦り懐かしい気持ちに成って仕舞う!! 性格も…自分の考えをそのまま打ち明けて絶対にゆづらない!! 又…思い遣りも持ち合わせ優しい性格だ!! その割には…少し控え目な処も感じる!! そして…自分の納得するまで数学や英語の答が解る迄止めない根性もある様だ!! 妙子は…自分の分身である沙弓に期待を寄せて母娘の絆を深くした!! そして…沙弓は高校2年に成って身長も伸びて今165㌢に成ったが未だ未だ伸びそうだ!? 妙子は…段々女性らしく育つ我が娘を見て女の子を産んで本当に善かったと改めて実感出来た!! そこは同じ女性通し…悩み事が起きても妙子は自分の幼い頃を思い何とか解決出来たし沙弓の初潮の時も対処出来た!! 此れがもし男の子だったらと思うと妙子は自信が無かった!! 何はともあれ…今の状態や生活は妙子の思い通りであり何も心配は無かったが? ある日…妙子が事務所でアイデアを模索中に突然一輪挿しの花瓶が割れて床に落ちた事で何か不吉な思いに駆られた!! その妙子の勘はその日の午後に起きて仕舞った!! 外に打ち合わせに行った部下の永吉が車の事故に巻き込まれて呆気なく亡くなって仕舞った!! 妻の五月と遺された子供が哀れで有ったしまたその前には第2子も流産で亡くしていた為に哀しみは深かった!! 妙子は…直ぐに五月とその子供を我が家兼事務所に引き取り一緒に生活を始めた!? 続く…
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加