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「ええっっ!?」  どうしよう。ゲームは一人で買いにいく予定だったが。しかし、可愛い女子生徒からゲームを紹介してくれる。幸運が続き過ぎじゃないかと、自分でも思う。 「わ、わかった。そのゲームを見せてよ」 「ありがとう。じゃあ明日一緒にね」  それから待ち合わせ場所と時間を決め、電話を終えた。 「光……ガールフレンド?」 「ま、まぁ……」  からかうような調子の母親に、もじもじしながら答える。ガールフレンドという言葉に時代を感じたような気がした。  明日が待ち遠しい。その夜はなかなか寝つけなかった。
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