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 そして次の日。  光は待ち合わせを約束していた公園に、三十分前に来ていた。  可愛い女の子とゲームを買いにいく。こんな幸せがあるのだろうか。なかなか寝付けずに、今日は5時に起きてシャワーを浴びて身だしなみを整えた。そして、なるべくカッコいいファッションを選んだ。夏に突入する時期。黒い半袖のシャツにノースリーブのパーカー、ジーンズ。まだはいてない靴。光は気合いをいれていた。    公園には誰もいなかった。もう子供たちが、外で、はしゃぎまわる時代じゃない。過疎化という奴であろう。実際光が住んでいる市は、小さく人口が十万人程度の狭い田舎のようなものであった。  スマホで時間を確認する。何度も何度も。  しかし、不思議だった。  何故、桜宮さんは僕にゲームを紹介しようとしたんだろう。
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