4

9/48
前へ
/246ページ
次へ
「あと、気まぐれなシルフの効果も読んでね」  見てみる。  このカードが召喚されたマイフェイズにカードを一枚ドローできる。 「あ、これって召喚したら一枚ドローできるってこと?」 「そうよ。なかなか使えるカードで、そのカードだけ風属性がメインじゃないデッキに組み入れたりするの」  ドローする。引いたカードは、エルフの射手であった。風属性で攻撃力が1800でコストが3であった。効果を調べると、マイトリガーで手札を一枚ヘヴンに送り、一枚ドローすると書かれていた。 「これは強いカードなの?」 「強力なカードよ。風を使うなら入れとけってくらい」  光にはまだイマイチわからなかった。 「召喚できるけど、一気に出していいのかな?」 「序盤に広げ過ぎると後で動けなくなることもあるかな。あと高コストのサーヴァントは強く決定力が高いけど動きにくくなる。だからそのバランスは自分で考えるの。光君には、まだ無理だろうけど」  そういう物か。確かにカードの内容を把握していないと、バランスはわからない。 「じゃあ、これで攻撃できないけど。どうすればいいの?」 「することがなくなって、自分のマイフェイズが終わったら、エンドって言えばいいの。そしたら今度はわたしのマイフェイズになる」  光は考えた。クロスゾーンには三枚のサーヴァントを張っている。攻撃はできないから、このままエンドでいいかなと判断する。
/246ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加