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「じゃあこの手札の大空のイーグルは直接桜宮さんに1000ダメージ与えれるんだね」 「うん。矢みたいなものね。じゃあわたしはバトルフェイズを終えてエンド」  光は集中した。 「まず。ステップフェイズ。処理はなし。ドロー。マイフェイズ」  と、一気に言った。 「覚えるの早いんじゃない」 「そうかな?」  引いたカードはファイアーであった。これも使えるカードなのだろう。 「まず、光君の手札には魔力解除があるわね。それを発動させてみて。わたしは手札に魔力解除があるのを知らないから溢れる清流を発動させたってことで」 「うん」  カードのテキストを読むと、フリートリガーでマギカードの効果を無効にし破壊すると書いてある。なるほど、これで溢れる清流を破壊すればいいのかと理解する。コストは2だ。 「魔力解除は基本的なカードで、どんなデッキにも四枚入るの」  桜宮が説明する。 「じゃあ、マギカードの魔力解除をセットして発動。溢れる清流を破壊」 「そうそう」  言いながら溢れる清流を、ヘヴンに置く。 「そして。大空のイーグルを召喚。マギのファイアーをセットして発動」  ファイアーは相手のジェネラルに600ダメージを与えられるカードとわかりやすい。 「たたみかけてきたわね」 「バトルステップ、大空のイーグルでバーンアタック。1000ダメージに暴走するサラマンダーに二体に攻撃をコマンド。マーメイドのウィッチに攻撃。これでダメージは3000だよね。ファイアーを計算すると……」 「光君の勝ちよ」  桜宮のライフは0になったようだ。
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