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「コストは4でランニングっていうマギか……」  これは強いカードなんじゃないかと思った。  他の手札は魔力解除に大空のイーグルに暴走するサラマンダー。ここまでは、さっき引いたばかりのカードである。さらにフレイムドラゴンという炎のサーヴァントカードが手札に来ていた。5コストの攻撃力2500のサーヴァントだった。 「じゃあ僕のターンから。ドローフェイズはなし。ステップフェイズ、マイフェイズ」 「そうそう」  桜宮は頷く。ルールを呑み込んでいく光に嬉しそうだった。 「じゃあ、戦意発揮をセントラルポジションに配置。暴走するサラマンダーと大空のイーグルを召喚」  10コストを支払ったことになる。  初手で半分もコストを使ってしまって大丈夫かなと思ったが、このデッキは速攻と言っていたので、とりあえずサーヴァントを広げてみた。 「エンド」 「ここまでは間違えてないよ。わたしのターン、 ステップフェイズ、ドロー! マイフェイズ!」 「マーメイドのウィッチ召喚。気まぐれなシルフ召喚。シルフの効果発動でドロー」  気紛れなシルフは桜宮のデッキにも入っているようだ。 「それじゃあ、これでわたしもエンド」  桜宮のエンドが早くないかと思ったが、光はドローする。
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