8人が本棚に入れています
本棚に追加
「コストは4でランニングっていうマギか……」
これは強いカードなんじゃないかと思った。
他の手札は魔力解除に大空のイーグルに暴走するサラマンダー。ここまでは、さっき引いたばかりのカードである。さらにフレイムドラゴンという炎のサーヴァントカードが手札に来ていた。5コストの攻撃力2500のサーヴァントだった。
「じゃあ僕のターンから。ドローフェイズはなし。ステップフェイズ、マイフェイズ」
「そうそう」
桜宮は頷く。ルールを呑み込んでいく光に嬉しそうだった。
「じゃあ、戦意発揮をセントラルポジションに配置。暴走するサラマンダーと大空のイーグルを召喚」
10コストを支払ったことになる。
初手で半分もコストを使ってしまって大丈夫かなと思ったが、このデッキは速攻と言っていたので、とりあえずサーヴァントを広げてみた。
「エンド」
「ここまでは間違えてないよ。わたしのターン、 ステップフェイズ、ドロー! マイフェイズ!」
「マーメイドのウィッチ召喚。気まぐれなシルフ召喚。シルフの効果発動でドロー」
気紛れなシルフは桜宮のデッキにも入っているようだ。
「それじゃあ、これでわたしもエンド」
桜宮のエンドが早くないかと思ったが、光はドローする。
最初のコメントを投稿しよう!