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「ソウルカード……お米かな……」
何故か日本人のお米を連想した。
「デュエルするにはお米くらい大事な魂!」
桜宮の目は輝いていた。
「わかった。けど、どれを選べばいいか……」
まったく知識がないのだ。
「まずお店に売ってるシングルカードを見てみればいいよ。わたしも一緒に見るから」
こうして、桜宮に案内され光はサンクチュアリクロスのカードの売り場で、棚を見渡す。
ファンタジー風の絵柄で、見ているだけでも300枚以上陳列してある。目移りばかりする。
「まぁ、ゆっくり見ていっておくれ」
店長が気軽に言う。
「なにがいいかなー……」
騎士やドラゴンもカッコいいし、魔法使いみたいな絵柄もいい。
「光君、このカードを選ぶ時間は楽しいよ」
そうかな……光は特に自覚していなかった。
「ドラゴン……カッコいいな……」
ドラゴンデッキ……カッコいいけど、どうなんだろう。
そういうカードのコストは高く設定してあるようだ。
あまりコストの高過ぎるカードばかりを入れると身動きできなくなると、桜宮さんが言っていたな……
しかし、ソウルカード……
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