プロローグ

2/3
90人が本棚に入れています
本棚に追加
/201
小説の登場人物たちは、作家の思うがままに動かされ、読者の嗜好に踊らされる。 過酷な運命を背負わされた登場人物たちは、自らの運命をどう思うのだろうか。そもそも人生には面白味なんてものはないのだ。   ただ、淡々と毎日を過ごす。それが生きるということなんだ。それがつまらないという人間は愚かというほかない。その愚かな人間のために犠牲になっている小説の登場人物の気持ちにもなってもらいたいものだ。 特にホラー小説は最悪だ。 平凡な生活を送ることが許されず、無理矢理残酷なゲームに参加させられ、凶悪な事件に巻き込まれる。そして高確率で死ぬ。   そんな悲惨な人生を横から見て、下品な笑みをこぼしながら読み続ける。 それがどれだけ愚かなことなのか気づく者はいない。 image=508689793.jpg
/201

最初のコメントを投稿しよう!