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気がつけば、僕は布団の中にいた。もちろんパジャマを着て。
「ゆ、夢かぁ……」
布団を抱えて体育座りをする。僕ははーっと大きなため息をついた。
きっとパソコンを買ったことで脳が興奮していたのだろう。パソコンを確認すると電源が入ったままだった。慌てて落とし、僕は時間を確認する。ごはんを食べてぎりぎりという時間だった。僕は慌てて支度をし、学校へ向かった。
「はよ、パソコンいじってみたか?」
「ゲーム、一応始めてみた」
「そっか」
友人との会話はいつも通りのなんてことないやりとりだった。
だから僕は油断していた。
「で、今日は放課後部室に付き合ってくれるんだよな?」
「……え?」
友人が、いたずらが成功したような表情をする。僕の背を冷汗が伝った。
……まさか……。
おしまい。
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