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リディオは雅を前に座らせ、背中を支えながら濡れた衣服の上から体を触っている。その度に、雅の唇からは控えめで切なげな声が漏れ出ていた。
「ほら、乳首立ってきたぞ。随分反応が早い。期待してたのか?」
「そんな事は……はぁっ」
「摘まむのが好きか? 痛いのも感じるのか」
「ちが! ふっ」
濡れた襦袢の上からコリコリと乳首を弄るうち、そこは硬く尖りだしていた。指の腹で摘まむように捻り上げれば、雅の言葉とは裏腹に気持ち良さそうな声を上げる。
露わになる項にも唇を落とし、赤い花は見る間に増えた。
「はぁぁ! あっ…」
「上品に見えて好き者だな、お前も。それとも、散々に開発された結果か?」
「あ…そんな事は……っ」
「まぁ、元々淫乱の気があったんだろうがな」
後ろから手を回し、雅の体を捩るようにして口づける。その間も手は悪戯に体を撫でた。
股座に挟むようにした彼の尻や、足の付け根。それらを刺激すれば気持ちよさから震え、声が溢れる。飲み込むようなキスに消えた微かな声は、どれも過分に甘い。
「あぅ…そのように触らないで…」
「美味そうに揺れてるぞ」
「恥ずかしいのです」
「もっと恥ずかしい事してるだろ? それにしっかり感じてる」
「っ!」
証拠を示すように、リディオは手を前へ回し雅の股座を探った。
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