リディオ・アルボーニ1・夜伽の君は極上の花

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「やっぱ日本の情事はこういうのがいい」 「リディ…」 「欲しがりだな。そうだな…俺も体を拭いてくる。それまでそこにある玩具を使って自分で気持ち良くなってな。俺をその気にできたら、たっぷり注いでやるよ」  リディオの目にはちゃんと見えている。布団からそう遠くない飾り棚の中にある、様々な大人の玩具の類いだ。紐は流石に無理だが、他にもローターやバイブの類いがある。  リディオは吟味して、ディルドを手にして雅に渡した。途端、雅がゴクリと息を飲むのを感じた。 「使ってるんだろ? しっかり慣らしておけよ」 「…はい」  ローションも手渡して、浴室へと戻る。だが戻るふりをして、見ていた。  雅は自ら四つん這いになると指にローションを纏わせ、後孔へと触れる。自ら奥へと指を忍ばせ、息を詰めながらも開いていた。  そして次にディルドを手に取るとそれにもローションを纏わせ、そっと後ろで飲み込んでゆく。 「はぁ、あっ…あぁぁ!」  控えめだった声はディルドを飲み込むにつれて隠しようのないものに変わっていった。尻が揺れ、自らの手でディルドを前後に動かす姿は淫靡以外のなにものでもない。     
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