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それでも声を殺そうと布団の端を噛み締めている。「んっ、んぅ!」という切なくくぐもった声は絶え間ない。
この姿に下肢が熱くなるのをリディオは感じ、滾り始める。思わずゴクリと喉が鳴った。
思うのだ、あの体を抱いて喘がせて、暴き立てる興奮と高揚感を。指で感じた雅の中は熱く吸い付くように心地よく、しっとりとしていた。
「やばいな、あれ」
久々にこんな上物に出会った。興奮はひとしおだ。
「あっ、だめ…イッ……だめぇ!」
完全に一人で火がついたのだろう雅は、自らを慰める手を止められないらしい。前に触らず後ろだけで十分にイケるのだろう。
だから、リディオは大げさに大きな音でドアを開けた。
ビクリと手が止まり、切なく熱い体を持て余した雅が恐る恐るリディオを見上げる。客を置いて勝手に一人で満足してしまいそうだったことを恥じたような瞳に、リディオはニヤリと笑った。
「気持ち良さそうだねぇ、雅ちゃん」
「あっ、すみません…」
「後ろはトロトロかい?」
「はぁぁ!」
美味しそうに飲み込むディルドをわざと捻るように動かせば、雅はビクビクと体を震わせる。昂ぶりからはトロトロと先走りがあふれ出し、いやらしく布団を濡らしていた。
「あーぁ、こんなに濡らして」
「あの…」
「さて、ご奉仕してもらおうかな」
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