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そんな訳で錬金での防具製作は可能だが誰でもその恩恵を受けられる訳ではない
それ故に錬金術師は戦闘かポーション作成でしかうま味がないと思われている。
余談だがポーションは酒としても扱われる
酒は15から飲んでOKだ
「あのなぁ…気持ち分かるけど
ここで飲むなよウィル」
「うるせぇ…酒もってこいよレイ」
「酒じゃねぇよ…ポーションな?
アンタそんなダメージ負うって
どんな振られ方したんだよ逆に怖えよ…」
このウィル=アドミニカルトはレイより
一つ年上でかなりモテる
そんな彼だが以外にも調子に乗って
やらかすタイプではなく
心に決めた人物としか付き合わないという
ポリシーを持つ
冒険者で職業は『魔戦士』の男で
数少ないレイの知り合いである
酒におぼれている理由は男性なら誰しもわかるだろう…
『降られて自棄になり酒を飲む』レイいわく
『降られヤケ酒』と言うやつだ。
「あ~?急所けられて悶絶してんのを
汚物でも見るかのような目でみて
『消えてください息をするだけのゴミ』と言って去って行ったよ…」
「…なんというか、その…ご愁傷様です」
「わったりゃしゃけもっれこいいい…」
「酔ってんじゃん…」
「はぁ?おれはよっれなんかないぞ?」
「じゃあこれ何本?」
「うんぅ?しゃん本か?」
「三本?違うって一本、完全に
酔ってんじゃん…泊まっていけよ」
「いいのきゃ?…めいりゃくじゃない
のきゃ?」
「そんなに酔ってんのを放置するほうが
よぽっど危ねぇし迷惑だろ…」
「そうきゃ…はは…そんじゃころばに
あまえりゅとするかね…」
「そうしろ時間も時間だから店は
閉めるか…」
そういいレイが取り出した懐中時計は
午前零時を指していた。
レイはウィルが来客用の部屋に入ったのを見て店を閉めようとしたが…
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