8人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁ…神父とシスターに謝るの
面倒なんだけど…まあ…いいか…
腹ペコ三人組ごあんな~い」
そう言いレイは子供たちを家に入れた。
ーー西洋の王宮都市 マグアルーー
レイ達が暮らすこの都市は街の中心に
大きな大木があり国の旗にも使われている
そんな街だからか、多くの人、種族が集まる
階級も様々だ。
奴隷、平民、冒険者、貴族、騎士
商人、王族、国家魔術士…etc
国家特殊部隊通称『暗部』
そしてレイの所属する階級、、、
国家錬金術師団通称『ローガル』
『ローガル』は活動派とフリーダム派に
分かれておりレイはフリーダム派だった。
フリーダム派は字のごとく基本的にポーションを作って売ったりと自由に活動ができる
しかし国の依頼があればそちらに
取り掛からなくてはならない決まりだ
稀に活動派からの崩れもいる
活動派はフリーダム派とは違い王宮に付き
王族専用のポーションを作ったり戦闘に
参加することもある
この世界の錬金術師は戦闘にも
使えるのである。
ーーー
「「「ごちそうさまでした!」」」
「おう、皿は洗っとくから早めに
教会に帰れよ」
レイは子供達に向かいそう言う
「「「は~い」」」
返事を聞き手を降るとゆっくりと
戸を閉める。
「…師匠って何だかんだで
面倒見いいですよね…」
テーブルに頬杖をつきながらロウは
そう言った。
「まあな…故郷に妹がいるからかねぇ…」
レイは皿を洗いながらロウに答えた
答える際に懐かしそうな目をしたのを
ロウは見逃さなかった。
最初のコメントを投稿しよう!