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「師匠みたいなお兄さんもって
妹さん大変ですね」
いたずらな笑みを浮かべロウはそう言う。
「おいコラどういう意味だ」
ジト目でレイはロウを見る
ロウは笑みを浮かべたあと真面目に言った。
「怒んないでくださいよ、それより約束
覚えてますか?」
「ん?あぁ戦闘方式の錬金術教えるって
やつか」
レイはしばらく考えふと思い出したように
そう言った
「そうですよ、覚えていてくれて
よかったです」
笑みを浮かべロウはそう言うが
レイの次の一言に青ざめる。
「あれな、一つもの作んないと初心者じゃ
体消し飛ぶ」
「…はい?」
「『賢狼の秘石』ていうものを作る必要が
あるしかもそれ作んのに対象の血がいる」
ロウはしばらく考えてからこう言った。
「それって私の血が錬金素材ってこと
ですか?」
「そうだな…で、どうする」
ーーーー
数分後
「意識を指輪に集中させろいくぞ!!」
レイは言うが早いかバケツの水をロウに
放った
普通ならここでロウが水浸しになる
だけだろう
しかしーー
そうはならないーー
直後ロウの右腕に淡い燐光がまとわりつく
ロウは本能的に燐光に包まれた腕を水に
向けた
するとバシュウ!!と鋭い音が響き周りには白煙が立ち込める。
「上出来だ、今度は結合させて水を作れ
紐と紐を結ぶイメージだ」
「やってみます」
そう言いロウは酸素分子という紐と
水素分子という紐を方結びするイメージを
思い浮かべたすると右手に淡い緑色の光、左手に淡い水色の光が現れた。
「よし、そこまでくれば後は両手合わせるだけでいいが…合わせる角度次第では…大惨事になりかねんから気をつけろ」
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