狂犬グルーミー(青木宏介)

12/12
52人が本棚に入れています
本棚に追加
/84ページ
「ヤバイ……。 マッドジョージだ」 オレは祥子にそう囁くと、祥子と共に、部屋の隅にある机の下に潜り込んだ。 ブルルン……、ブルルン……、ブルルン……、ブルルン……。 マッドジョージが持っている電動ドリルの音が、しだいにオレたちに近づいてきていた。 オレはその音が近づくにつれ、生きた心地もしないままに、祥子と共に机の下で震えていた。
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!