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オレの背後で、狂犬グルーミーが何度もドアに体当たりする音が聞こえていた。
ドアが破られるのは、時間の問題。
急がなくちゃ……。
急がなくちゃ……。
オレが乱暴に部屋の隅にあった机の引き出しを開けたとき、オレたちが探していたものがついに見つかった。
オレが見つけたおよそ縦横10センチの正方形の箱には、赤くて丸いスイッチがついていた。
「あった!
秘密の階段のスイッチだ!」
オレはそう叫んで、迷うことなくその赤いスイッチを押していた。
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