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ある日、1組の夫婦がサウナへ行った。その2人の名前は、ジンとエマである。そこは混浴ではないので、別々に男湯と女湯へ入っていった。ジンは、風呂上がりに待ち合わせのロビーで待機しようと窓際にある掘りごたつに足をかざして休憩をしていた。
30分後にエマが風呂から上がってロビーに来た。2人が合流すると、チェックアウトしてサウナから出て帰宅した。帰宅した2人は、晩ごはんを食べると床についた。
この夫婦が住む家にはこたつがない。エアコンが備わってるので必要ないのだ。リモコン一つで快適な温度になるので他の冷暖房器具を使うことがない。おやすみタイマーをセットして眠りにつくエマには、かつてこたつで寝た記憶がある。遠い昔、両親と実家のこたつでぬくぬくしていたのだ。眠りについたエマは夢を見ているのか、瞼の下で目玉が盛んに動いている。それがどんな夢なのか、これから追っていくことにしよう。
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