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5年目の年収の計算は読者にお任せするとして、ここでは改善専門という仕事が成り立つということを理解してもらえればそれでいい。
現在僕の年収は2000万円を少し超える程度だ。少なくないか? と思われるかもしれない。
上の単純計算を持ち込むと、支払いのときにトンでもない金額になってしまいトラブルの元だ。
そんなトラブルは望んでいないので、かなり「遠慮」した金額設定にしてある。
そのためにインセンティブだけではなく、時給という概念も取り入れたのだ。そのほうが相手に理解してもらいやすいようだ。
派遣の改善屋を始めてから、僕を雇った会社から苦情がでたことはない。多ければ年間に億単位の改善効果を出すのだから、感謝されこそすれ苦情がでるはずはない。
しかしそれも、報酬をほどほどの金額設定にしているからこそである。10億儲けさせたやったから1億寄こせなんて言おうものなら、僕を雇う会社はきっとなくなるだろう。世の中、ほどほどが大切だ。
それから感謝されるのは、会社側の立場の人からである。
作業の改善をするということは、仕事を減らすことと完全イコールだ。だから現場の作業者にとってみれば、自分の仕事を奪う憎い奴と言えなくもない。
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