84人が本棚に入れています
本棚に追加
/170ページ
最初にも書きましたが、キャラは迷い猫でした。
主人の勤め先の女性社員が、出勤の為 マンションのエントランスを出た所に、ポツンと猫が座っていたそうです。
近寄って撫でても怖がらず、毛並みも良く、野良でないことは確か。
場所は大阪の中心部、車や人通りも多いこんな所にタレ耳猫が何故…？迷子なの…？と後ろ髪を引かれながら 彼女は泣く泣く出勤。
会社で一部始終を話し、ちょっとした騒ぎになったそうです。
どうして騒ぎになったのか？
なんと主人の会社、ペット食品&用品のメーカーなのです。← ちなみに、私もそこの元社員
従って、動物大好きの社員がほとんど。
一同心配したそうですが、さすがに帰る頃には飼い主の元に戻っているよ、と皆で信じることになりました。
しかし、定時ぴったりに急いで退社した彼女は、マンションの前に朝と同じ状態で座っているタレ耳を見つけます。
堪らず自分の部屋に連れて帰りました。
でも
彼女の家には、先住ニャンコがいたのです…
突然現れたヨソモノに、先住ニャンコはパニックに。
連れて来られたタレ耳も ビビりまくり。
各々が身を隠してしまい 餌も食べなくなり、途方に暮れた彼女は、動物大好き社員たちに相談しました。
その中に、自宅マンションで猫を五匹飼っている夫婦がおり「それなら うちが引き受ける！新しい子が来るのは慣れている！」と手を挙げてくれて、タレ耳はその夫婦に引き取られました。
🐱
最初のコメントを投稿しよう！