デート

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「もういいわ。あなたわかっているようね。」 その後、僕は何人かのシンガーソングライターの助けを借りて歌を作ったようだ。その後、このこともすっかり忘れてしまった。  僕が中学生のとき、将来の歌手に出会った。彼女が言うには歌手としてスカウトされているのだそうだ。彼女は演歌歌手になりたいと言っていた。演歌歌手の新人は十年に一人しか成功しないらしいと言う話をどこからか聞いていた。そのことを彼女に伝えて、アニメソングを歌う声優がいいんじゃない、と言った。彼女は僕の意見を一通り聞いて、二人でいくつか歌を作った。その後、このこともすっかり忘れてしまった。  僕が入った高校は男子校なのだが、そこで、歌手になりたいと言うクラスメートができた。彼が言うには、彼はすでに俳優として芸能活動をしていて、僕が歌を作っているということを聞いていて、彼は歌手になりたい、と言うことらしい。僕らは小学生が喜びそうな下ネタで盛り上がり、二人でたくさん歌を作った。その後、このこともすっかり忘れてしまった。     
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