第1章

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「なんでかな。 俺、 正司さんのことは無条件に信じちゃってるから、 和己さんの話きいても平気だった」 「無条件?」 「うん。 なんか…正司さんなら大丈夫って…俺が勝手に思っちゃってる」 (和己――…) 「………」 正司はじっとアキの瞳を見つめた。 何の偽りも無い、 澄んだ眼差し――。 (和己…。 …今ならわかるよ。 愛することと愛されることの意味が…) 「正司さん?」 (今度こそ…僕はこの瞳を疑ったりしない――) 「なんだか…隙だらけで騙されやすそうだね。 アキは」 (アキと…生きていくよ) 「えー!? 俺、 いま愛の告白してたんだよ~~」
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