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_______2300年 1月
ついに完成したのだ。
ついに完成してしまったのだ!!!!!!!!
時を自由に行き来出来る発明品が、ついに完成したのだ!!!!!!
俺は、世間一般から見ると、ただの家に引きこもっているニートかもしれない。
だがしかし、今この瞬間。
俺は、天才科学者の称号を手にしてしまったのだ。
毎日毎日、研究室で実験を重ねていたものの、うまくいかず、休憩がてらコタツでお菓子を食べ、だらだらと実験していたところ、自分でも予想していなかったタイミングで実験が成功したのだ。
この緑色の液体を消しゴムに数滴たらす。
すると、1分も経たないうちに消しゴムから煙が発生する。
煙に巻かれた消しゴムは見事にその場から消え、一時間後に突如またこの場所に姿を現したのだ。
ただこの発明品の欠点は、移動する時間を自分で決められないところだ。
俺は、この液体を自分にかけて、実際に体験してみようと試みた。
もしもの時に備え、貴重品と食料をリュックに詰める。
「よし!」
俺は、決心して液体の入った瓶を手に取った。
「あとは、自分にかけるだけだ...。」
俺は大きく息を吸い込んだ。
その時だった。
俺は、瓶を落としてしまった。
手から落ちた瓶は、コタツの上で割れてしまった。
「大変だ!」
俺は慌てて、風呂場のタオルを取りに行った。
しかし部屋に戻った頃には、手遅れでコタツからは大量の煙が発生していた。
「ヴっ。」
煙からは異臭が漂い、とても近づけそうにない。
何もできず、煙の前から動けずにいると、たちまち煙はなくなり、俺のコタツも姿を消していた。
「そ、そんなぁ。」
俺の...発明品が...。
俺の...この前買ったばかりのコードレス最新式コタツが... 。
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