日本を救ったのはコタツだった話

4/4
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
驚いたペリーは座ってコタツに足を入れました。 すると、さっきまで険しかったペリーの顔はたちまち優しい顔になりました。 それもそのはず、ペリーたちは長旅で疲れていた上に、その日の気温はとても寒かったのです。 その様子を見ていた日本人が、いても立ってもいられず、コタツに入ります。 そのコタツの包容力に癒された日本人は、なんだかもう鎖国なんてどうでもよくなり、「いつでも日本に遊びにおいでよ。」とペリーに言いました。 するとペリーも「条約とかなんかどうでもええわ。」と言い、アメリカの科学者にこのコタツの仕組みを徹底的に調べ、アメリカでも生産できるように命令しました。 そう、日本とアメリカを繋いだのは、力ずくの条約でも武器でもなく、暖かいコタツだったのです。 おしまい
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!