第1章

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みつめていたい2 めぐりあい 『しばらく忙しくなるから。 学校に泊まることも多くなると思う。 ごめんな』 『そっか。 そんな時期だね。 で? 俺(モデル)の出番はいつ頃になりそう?』 『予定が決まったら、 連絡する』 『わかった。 行ってらっしゃい』 ちゅっ。 そう言って玄関口でキスしてから。 ――もう一ヶ月。 長谷川さんからの連絡はなく、 ケータイも繋がらない。 作品の制作に取り掛かる彼はまさしく戦闘態勢で、 外のことにまったく気が回らなくなる。 それを知っているからこそ大人しく待っているのだが、 だがしかし――。 (俺、 今回まったくデッサン時間なかったよな…?)
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