最強達がいるとされる神殿

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 「ふっ、確かにあの娘はなにも変わらないな」  「だが、それが正しいことだと?」  「確かにな正しくはないのだろうな」  「なら!」  「それでも怖いのさ永遠にこの世を彷徨わなければいけないのかと」  「……」  彼はそれに対して何も言うことが出来なかった。永遠に彷徨うことがこの世で怖いの死んでいる者たちだからこそ恐怖がそこにはあるのだろう。  「さて、話は終わりだ。ああ、その前にこのフィールドについて話しておこう。ここは、時間が経てば経つほど水がこのフィールドに溜まっていく」  「そうかい、俺が先にあんたを倒すか逆に水で溺れるか、か」  「俺に負けるとは考えないんだな」  「ここで、負ける気なんてないんでな」  「なら、始めるぞ」  そう男性が言うと同時に走り彼に向かって剣を振るってきた。そして、水も同時に溜まりだした。彼もそれに合わせて剣を振るった。  数度に渡り剣戟の音が響き。互いに距離を取る。水位は膝まで来ていた。男性は無傷で、彼のほう傷だらけだった。  「くっ!!!」  「どうしたそんなものか」  「まだまだだ」  「そう来なくてはな」  彼は男性に向かって走り出した。が肉体強化をしていても水の抵抗により走るスピードが思うように出なかった。  「遅いぞ!」  男性は水と一体化になっているようにスピードが速い。  「まさか!水の能力者か」  「そうだ!ここは私のフィールドだ。そして、この場では水のせいで火の能力は使えないだろ」  「嫌な場所だな。ここは」  水位が腹の部分まで来ていたため彼はその場から動かずに男性の猛攻を防いでいた。  「そら!!そら!!そら!!どうした防ぐだけではいづれ水没するぞ?」  「っく!!!」  男性の猛威の攻撃に耐え続けるしかない。  そして、ついに水が部屋一帯に水が溜まってしまった。  「終わりだ少年」  男性は剣の柄で彼の腹に一撃を入れた。その一撃で残っていた空気を吐き出してしまった。  「がはっ!!!」  そして彼は水中の中に沈んでいった。  (く、そ。ここまでなのか。まだだ、まだ、負けるわけにはいかない!あいつに会うまでは!!!)  「終わったな」  男性が背を向けようとしたその時水が揺れたように感じそちらを向くと。水の中のはずなのに炎が彼の体から出始めていた。
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