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第四話 超展開、いや急展開になりました。さてさてどうなる。
えぇ...何で...。
そう思ったのは、一つの置き手紙に目を通した時のことだった。『ちょっと出かけてくる』って何処に行くんだよ...。私をどっかの変な世界に飛ばしておいて、何なんだよアイツ...無責任かよ...。
しかしある疑問が浮かび上がる。あの時聞こえた白夜の声。あれは確かに白夜の声だった。しかし姿は見当たらなかった。謎の置き手紙とあの時の白夜の声がなかなか繋がらない。一体これはどういうことなのだろうか。
「もうわからん!」
そう言ってベッドにうつ伏せになって枕に顔を埋める。渡村先生の事情やら彼女のミリアさんの事情やらもうわけわからん...。なんで私がこんなことに巻き込まれなければならないのだろうか。胸の中では怒りなのか悲しみなのかよくわからないもやもやが圧迫している。いつものいじめなんかよりももっと酷い。初めていじめにあった時よりも酷い。何か使命を背負っているみたいで、もうその背負い込んだものを全て投げ捨ててどこかへ行きたいくらい嫌になってきた。
こんなことぐらいで...泣くわけがない。
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