14人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし結果は変わらず。同じ末路を辿ってしまうんじゃないかと思うと、頭のてっぺんからつま先にかけて落ち着きがなくなる。ソワソワするというか、ゾワゾワするというか。渡村先生にまた悲惨な目に会わせたくない。でもどうすればいいのだろうか...。
「...寝よ。どうせ日曜日だからゆっくり出来るし...。」
考えることをやめて、とりあえず私はベッドの上で眠りにつくことにした。
__翌日。
カーテンが開いていたのか、日差しが直接私の顔にかかる。眩しくて思わず枕に顔を埋める。今まで以上の疲労だ。いじめなんていつもの事なのに、今回ばかりは1番疲れる。それに珍しく静かな朝だ。いつもは私の部屋にうじゃうじゃといる妖達が私を起こすはずなのに...。顔をゆっくりと上げ、周りを見回してみる。誰もいない。静かだ。
「...でもなんか感じるんだよな...。」
意識を集中してみる。なんかよくわからない気配が背後から感じる。...まさか...。
「アンタいつの間に私のベッドで添い寝してたのかああぁい!!」
叫びながら気配のするところに枕をぶん投げる。顔面直撃、白夜がそこにいた。というか...壁際に...。私と一緒にベッドで寝てたのかよ。添い寝か。気持ち悪い。
「あだぁ!!何すんだよ!せっかく俺が優しく添い寝してやったっつうのに!」
「まだ信用出来ない元神様に添い寝されたくないわ!というか昨日どこいってたのよ!」
「あっ?...ああ、ちょっとな。そこ(床)に座ってきけ。」
最初のコメントを投稿しよう!