第四話 超展開、いや急展開になりました。さてさてどうなる。

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「はいはいわかりました。」 白夜に言われた通りベッドから出て床に正座する。ベッドの上で胡座をかいて上から私を見上げる白夜。またいつもの絵だ。 「昨日、お前はこの世とあの世の狭間の世界に行ったらしいな。」 「アンタが飛ばしたんじゃ?」 「いや、途中で邪魔が入った。お前が飛ばされる途中で悪霊がお前を連れてったんだ。」 ...えっ?じゃあもしかして失敗したの? 「まあ、そこで何があったかは把握している。んで、その間どこに行ってたかだよな。長くなるから寝るなよ。」 __お前がぶっ倒れた時、丁度お前ん家の近くを渡村が通りかかったんだよ。んでチャンスかと思って俺追っかけたもんでさ。なんつうか、アイツ不審者みてえな格好してたな。黒いキャップに灰色のパーカー、マスクとサングラスをつけていたし、でもなんだろうな、こう、細くて白い肌と髪の色からわかったんだよな。まあすぐにわかる訳では無いけど、長く見続けるとアイツだと思ったんだ。     
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