第四話 超展開、いや急展開になりました。さてさてどうなる。

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そんで後を追って見ると、何か周りを気にしながら歩いていたな。女子達を警戒してたんじゃないかと思う。んで、しばらく長く着いていくと、行き着いた先は病院。アイツなんか持病でもあんのかと思ったんだけど、違った。アイツの"大切な人"がそこで入院していたんだ。すっげえ美人のお姉さんだった。もう肌真っ白で、眠り姫みたいに眠ってたんだ。息はしてる見てえだ。そん時アイツが...。 「...愛してるよ、ミリア。」 って呟きながら頬を撫でていたんだ。彼女かと俺思ったんだけど...。 ...。何か偶然なのか知らないけれど、繋がった。白夜の話が本当なら、ミリアさんがあの世界にいた理由もなんとなく理解出来る。まだ彼女が成仏できないのは、本当に死んだ訳では無いから。息をしているならよかった。まだ彼女は中途半端だが生きている。 「...じゃあミリアさんは...。」 「そういう事だな。ってなわけで、俺はかなり活躍したし、こっからの活躍はお前に任せる。もう俺疲れたー...。」 ...えっ。それどういうことなのですか。 ベッドに寝転がり背を向けてしまう白夜表情が見えない。 「いや、白夜がいないと私...。」 「白夜がいないと私?」 「...何でもない。」 いや、ここまで来たなら白夜に協力してほしいけど...じゃあほとんどわかったらここからどうすんの。知ること全部知って、じゃあ何するんだって話。全く計画性なんてなかった。でも渡村先生がこれ以上いろんな痛みに苦しんでしまわないように、救ってあげたい。でも...。 「...魔夜、ちょっとこい。」     
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