第四話 超展開、いや急展開になりました。さてさてどうなる。

10/13
前へ
/101ページ
次へ
「俺だって食事ぐらい取るわ。食わねえ神様なんているか。」 「私てっきり神様何も食べないかと思ってた...。」 「お前シバくぞ?」 少し睨み合いが続くも、何事も無かったかのようにお互い食卓に向かい椅子に座る。白夜が自分の分の朝食セットをを見て黙り込んだ。 「...白夜、足りないでしょ。」 「...。」 静かに頷く白夜。仕方なく私は白夜の分の味噌汁ときんぴらごぼうを持ってくることにした。お母さん、白夜はペットじゃないから。間違っても犬じゃないから。狐だから。 静かな空気の中朝食を口にする。私はさっきお母さんが話していたことを白夜にも話した。 「...ねえ白夜。」 「あ?」 「さっきお母さんが働いてたコンビニ爆発で火事になったって...。」 「...知ってる。」 「何で知ってるの!?」 「巻き込まれたんだろ、渡村が。」 「ブフゥゥッ!!?」 とんでもない言葉を聞いて飲んでいた味噌汁を吹き出す私。 と、渡村先生が!!?待て待て待て、聞いてないよ!?さっきそんなワードお母さんの口から出てきてないよ!?っていうか、ていうか...! 「急展開だよ!どうしてそうなんの!」 「知るか!俺に聞くな!だが、原因として一つ可能性があるんだよ。」     
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加