第六話 イケメンは必ず生きているのが定番だそうで

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「えっ、今君の後ろにいる、金髪の男の人の事を言ってるけど...もしかして見えてるの僕だけ?」 咄嗟に白夜の方に振り返る。白夜の顔が真っ青で、汗もダラダラ流しており、渡村先生を見つめて固まっていた。 渡村先生と白夜を交互に見る。明らかに渡村先生の目線が白夜の方に向かってる。 「ま、まさか!白夜が見えるんですか!?」 「ん?君も見えるって...やっぱりこの人コスプレ?」 「ちげえよ!!正真正銘の神様だ!!」 「いやいや白夜、"元"が抜けてるって。」 「か、神様...?」 一度それを聞いて驚く渡村先生。しかし突然吹き出してしまい、笑いだした。 「ま、まさか!元神様に会えるなんて!初めてだよ!」 笑いが止まらなくなる渡村先生。あまりにも笑いすぎて傷に響いてしまったのか「いででで」と声を漏らす。 「えっと、白夜って言ってたかな。その耳と尻尾本物?触らせてもいいかな?」 「本物だ!ほら触れ!」     
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