第一話 実家の自室の窓から入ってきた阿呆狐

1/15
14人が本棚に入れています
本棚に追加
/101ページ

第一話 実家の自室の窓から入ってきた阿呆狐

__自己紹介をします。 今教室で真面目に授業を受けながらも些細ないじめを受けている(別に気にしていないが...いや気にしてるか)この女が私です。名前は"月乃魔夜(ツキノマヤ)"。身長は150cm、体重は45kg、好きなおやつはお煎餅や豆大福などの和菓子、趣味は...特に自覚してない。とは言うものの、実家が神社であるため、跡継ぎも必要になる。そのために学校で沢山勉強や部活を人一倍、いや百倍も努力している。実家のしきたりが厳しいため、あまり自由になることが少ないのだ。 しきたりが厳しい実家、しかも神社。だからいじめを受けている。ちなみに私は真ん中の列の前から二番目であり、今どんな状況かというと、周りが次々と私の背中に消しゴムを投げてくるのである。尖って硬い消しゴムが来た時の絶望感が半端ない(ってかそんなものあるのか!?)。先生は黒板に書いているため背中を向けている。私のこの状況に気づいてないのだ。 キーンコーンカーンコーン... 「起立!礼!ありがとうございました!」     
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!