こたつ

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私は警察車輛の中で項垂れている。 「……運が悪かったなー……」 そう声を掛けてくれる警官の憐れみを含んだ視線が突き刺さり、慰めに背中を撫でてくれる温もりが冷めた体をすり抜けていくようで…… 「……ホントに……ホントに……」 繰り返して零れ落ちる涙と言葉はそのままに、私は今日から『殺人者』の名を背負って生きていかなければならない事実を噛み締めながら、堪えようのない思いを口にする。
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