登場人物

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南島奈美(みなみじま なみ)  45歳、離婚歴あり。スレンダー美人。お人よし。  介護と親の葬儀費用がかさんで借金地獄。父親から遺された物は、人間国宝版画家 大徳路瑞鳳(だいとくじずいほう)の版画。専門家に、版画は偽物と判断され絶望のどん底へ。しかも借金とりに追われたため、学生時代の後輩 風間俊彦のアパートへ避難する。 南島之雅(みなみじま これまさ)  89歳で他界。終戦後、新潟県で新聞社を起業し、そのときに瑞鳳と知り合う。ふたりとも麻雀好きで意気投合。奈美の父親。奈美が八歳のときに新聞社は閉鎖する。 南島之清(みなみじま これきよ)  之雅の父親、奈美の祖父。故人。 大橋正人(おおはし まさと)  信濃川新報ビルの管理人。大徳路瑞鳳の秘密を知っている。事故死する。(瑞鳳が殺人犯であること、動機も知っている) 大徳路瑞鳳(だいとくじ ずいほう)  人間国宝版画家。南島之雅と親しい。新聞小説のイラストを寄稿したり、南島に直接自分の作品を寄贈したが、それは、正規の作品ではないため、鑑定書がない。幻の作品に「海底の月」「河底の月」がある。政治家藤井久幸を殺害した。 風間俊彦(かざま としひこ)  41歳、独身。奈美といっしょに之雅と瑞鳳の過去を調査すると、版画が本物であること判明する。当時の日記、幻の作品「海底の月」「河底の月」、新聞に寄稿していた挿絵原版もでてくるが、所持しているのは危険と考え、デジカメに撮影しメモリーカードと写真を用意。秘密のはずなのに、なぜか何者かに襲われて階段の下へ転落する。メモリーカードと写真が盗まれる。 伊勢崎甲陽(いせさき こうよう)  怪しい古物商。行方不明になり後日、轢死体で発見される。 阿蘇村敏光(あそむら としみつ)  九州温泉の大地主。コレクター。非合法な物に価値観を持っている。 ジョン・マーガレット・スミス  1メートル90センチの巨漢、黒人男性。元海兵隊員、上官を殴って除名処分された。あらゆる兵器の扱いに長け、ヘリコプターも操縦できる。親日家。見てくれに反して日本の童謡や唱歌をカラオケで歌う。 奈美たちにボディガードとして雇われる。 マロン・ハメット(通称栗毛)  25歳、日本人女性。ボディガード。奈美の身の回りの面倒をみる。 競馬好き、で、ついたニックネームが栗毛。実際、マロンの頭髪も栗色に染めている。ぽっちゃり体型、163センチ。ショートヘア。
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